ZoomUpフレンズ

石嶋設計室ロゴ

ワクワクする建築・ドキドキする建築・ナチュラルな建築。
皆さんが思い描いたイメージを建築に変換します。

クリエイティブスタジオ第3期生

株式会社 石嶋設計室

代表者 石嶋 寿和
創業 2004年
住所 本社:茨城県古河市水海2053-1
東京オフィス:東京都中央区日本橋富沢町7-7 タイヨービル6F
ホームページ http://ecg-man.com/
事業内容

■建築・土木・都市計画・地域計画に関する企画・設計・監理・コンサルティング・マネジメント業務

■上記に関する調査、研究、技術開発及び情報提供

保育園・幼稚園の設計・監理が9割、子ども施設のプロに

幼稚園の模型(石嶋設計室)

KFC: どのような仕事を手掛けていますか?

石嶋さま: 今は保育園や幼稚園の設計が9割以上で、年間15園くらい手掛けています。国や自治体が、保育園の待機児対策で全国的に保育園を増設しているので、その流れに乗って保育園の仕事が多いんです。

 手掛けるのは新築だけでなく、オフィスや店舗からの用途変更や改修で保育園にする仕事もあります。新築はいろいろとアイディアを凝らして設計できますが、新築でない場合は改修できる範囲に制限があるので、内装や遊具を工夫しておもしろい施設をつくっています。

異業種交流グループ「NOVA’90」が保育園を引き寄せた

石嶋設計室代表の石嶋寿和さん

KFC: 保育園を手掛けるようになったきっかけは?

石嶋さま: 当時住んでいた墨田区のアパートを拠点に独立しました。独立して間もないころ、同業者と付き合っていても下請にしかならないので、異業種の方々と積極的に付き合いました。墨田区報でTASK(墨田区、荒川区、台東区、葛飾区、足立区の共同モノづくり事業)の会合があることを知り、参加しました。その会に墨田区の異業種交流グループ「NOVA’90」に参加している工業デザイナーさんがいて、その人を通じてNOVA’90に参加しました。NOVA’90には製造業やデザイナー、コンサルなど様々な業種の方が在籍しておりました。そこで出会った方の仲介で、保育園の設計をしてほしいという社長さんと知り合いました。その社長さんが法人を立ち上げ、保育園を次々に開園して行くのにあわせて保育園の設計を次々とするようになりました。

保育園は子どものお家(うち)。本物の素材の良さを感じてほしい

KFC: 保育園をつくる上でこだわりなどはありますか?

石嶋さま: 子どもたちにとって、保育園は一日の大半を過ごす場所で、もはやお家です。ボクの子どもを見ても、一日9時間も過ごしている。だからこそ、いい材料を使い、快適に過ごせる場所にしたいと思っています。本物の木材は爪を立てると傷がつくし、ぶつかると危ないこともある。一般的な住宅は木目が印刷されたシートを貼ったフローリングや建具、プラスチックやビニールクロスなどの化学製品でできているので、自分の家では持てないような本物の素材を使った環境を提供することで、物の良し悪しの分かる大人になってほしい。また、大人になった時に保育園のスペースの心地よさを思い起こしてほしいと思っています。

 もちろん遊び場としての工夫も欠かせません。子どもたちは小さなスペースが大好きなので、「基地」をよく作ります。長い廊下を子どもたちの遊び場にしたいと考え、出っ張った柱の間に遊具を作りましたし、敷地に生えていた木をそのまま生かして、建物の真ん中に木が生えている設計もしました。

アイディアを引き出し、上手く仕事をとりまとめ、コーディネーターになる

KFC: 子どもたちの喜びそうな工夫がたくさんありますが、そういったアイディアはどのようにして生まれるのですか?

石嶋さま: 建築を設計する際、ボクは、構造、設備、照明、外構、家具、遊具など様々なデザイナーと協働します。ボクはざっくりとした絵を描き、アウトラインを決めて、「この範囲で思う存分遊んでくれ」と投げかけます。結果はどうなるか、それぞれがちょっとずつはみ出して仕事をすると、相乗効果でおもしろいモノが生まれてくるんです。保育園に関わらず大概どの仕事もそうしています。

 事務所にも4人のスタッフがいますが、いつもみんなでアイディアを出し合って、良いアイディアが出ると即採用します。

 「これは誰に聞けばいい、何かあったらあの人に聞こう」というのを知っているのが強みです。

これからは、都市デザインにも関わっていきたい

石嶋さんが今後手掛けたい都市デザイン

KFC: 今後の展望を教えてください。

石嶋さま: 今は保育園や幼稚園の依頼がたくさんあるので、精いっぱいやっていますが、もう少し視野を広げて、都市計画と建築設計の中間的な「都市デザイン」の仕事を子どもの目線に立った立場から手掛けてみたいです。

幼いころから、社長になるのが当たり前と思っていた

KFC: いつ頃から建築士になろうと考えていたのですか?

石嶋さま: 親父も社長だったので、子どもの頃から自分で独立して会社をやるのが当たり前だと思っていました。親のサラリーマンの姿を見たことがなかったのです。設計事務所で会社をつくりましたが、「社長」ありきで建築士でなくてもよかったのかもしれません。

つくった建物が勝手に営業してくれる

石嶋設計室代表の石嶋寿和さん

KFC: 創業してから成功するためのポイントは?

石嶋さま: まずは与えられた仕事を精いっぱいやる。「来るもの拒まず」です。その上で、いかにいいモノを作ることができるかだと思います。 いいモノであれば、つくった建物が勝手に営業してくれて、次の仕事に繋がっていくんです。

 KFCクリエイティブスタジオにいた時に設計した、いわき市のひなた保育園(キッズデザイン賞受賞)が、いわき市の幼稚園の仕事に繋がり、長津田の保育園を見た園長から園舎設計の依頼を受けました。自分から進んで営業することがなくても、建築作品がアピールしてくれています。 精一杯力をつぎ込んで、いいモノをつくることが一番の広告や営業なんだと思います。

 

【インタビューを終えて】

 KFCクリエイティブスタジオを卒業して、墨田区境の江東区に事務所を構えましたが、今年9月には広いスペースを求めて、中央区日本橋に移転しました。子ども施設建築のプロとして、着実な歩みを進めています。様々なデザイナーと協働して、優れた建物をつくる石嶋さんの力量に感心しました。さらに建築設計の幅を広げていってほしいと思います。(坂田)

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